ボードウォークエンパイア打ち切り情報や利権を巡り複雑に絡み合った権力争いの人物相関図にあらすじ、シーズン5のネタバレなどもご紹介していきます。
18億円の物語と舞台や制作費の概要!
アトランティックシティの闇
本作は映画界の名匠マーティン・スコセッシがプロデュースし、ゴールデングローブ賞やエミー賞など数々の賞に輝いた話題作。
「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」1920年の禁酒法時代を背景に大歓楽街となったアトランティック・シティを裏で牛耳る実在した政治家“イーノック・ジョンソン”をモデルに描いた人々の欲望が渦巻く愛憎劇。
愛憎劇とは言ってもパイロット版の制作費1800万ドルを費やしただけあって豪華絢爛。
衣装やインテリアなどとても豪華で、1話目から釘付けになってしまう“魔力”のようなものを感じます。
複雑に絡み合う人間関係や欲望がさらに大きな“魔力”となって観ているものの心を奪う本当に魅力的な作品。
私はどちらかというと時代劇ものは苦手で避けていましたが、制作費の凄さに興味を持ち軽い気持ちで観たところ1話目ですっかり“魔力”に捕らわれてしまいました。
そんな不思議なパワーを持つ皆さんにぜひご覧頂きたいイチオシ作品「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」についてご紹介致します。
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ボードウォークエンパイアの人物相関図!
イーノック・トンプソン 通称 ナッキー(演:スティーブ・ブシェミ)
表向きはアトランティック・シティの収入役として働く一方で、酒の密造や密売をして裏社会を牛耳る人物。
自分の欲望の為ならどんな犠牲もいとわない恐ろしさを持ち合わせています。
又ずば抜けて頭が良く勘が鋭い為人のウソをすぐに見抜いてしまう才能もあり、カリスマ性すら感じるかもしれません。
決して見た目がカッコイイとは言えず悪事に手を染める人物ですが、なぜか魅力的に見えてしまう不思議な人物です。
スティーブ・ブシェミのリアルライフエピソード!
とっても腹黒いナッキー演じたスティーブ・ブシェミは今回の役柄とは反する感動的なエピソードがあります。
彼は売れる前消防士として働き、夜はコメディの舞台に立つという生活を送っていました。
消防士という職を選んだ事から見ても人の為に尽くしたいという思いが伝わってきますが、彼のそんな心を表す様な出来事が。
あの世界中を震撼させた9.11の同時多発テロが発生した際、真っ先に救出活動を行っていた古い消防服を身にまとった男性がいたそうです。
現在の消防服とは異なる姿に疑問を抱いたある消防隊員が男性の元に近付くと、なんとスティーブ・ブシェミでした。
ボランティア精神が旺盛なスティーブは居ても立っても居られなくなり、昔使用していた消防服を握りしめ現場に駆けつけた様です。
彼はこの事に関してインタビューを受ける事や現場で写真を撮られる事を拒否しました。
私はこのエピソードをドラマを全て観終わった後に知りましたが、ナッキーという役柄と本人のギャップがあまりにも大きすぎて驚愕してしまいました。
スティーブ・ブシェミは武士道精神を継承したヒーロー!
日本でも最近ボランティアの男性が幼い男の子を無事救出したというニュースで話題になりましたよね。
ボランティアの男性はお礼を一切受け取る事無く、武士の様な姿に日本中が感動に包まれました。
ボランティアで人助けをする事は誰にでも出来る事ではありません。
まして同時多発テロ発生時は詳しい情報が分からないまま救出活動を続ける事は、少なからず恐怖心もあったはずです。
そんな中勇敢に立ち上がり人々の為に動いたスティーブは本当に素晴らしい人物なのだと思います。
このエピソードをご覧になった後作品を観ていただくと、また違った見方が出来るかもしれませんね。
スティーブのエピソードを熱く語ってしまいましたが、彼は「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」でゴールデングローブ賞・主演男優賞など数々の賞に輝いています。
彼の名演技が光る作品なのでぜひ堪能頂きたいと思います。
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マーガレット・シュローダー(演:ケリー・マクドナルド)
2人の子供を抱えながら夫のDVに悩む主婦。
ある事がきっかけでナッキーの元を訪れ相談するうちに彼に惹かれていきます。
とても賢く芯の強い女性です。
力強い母親マーガレット役を演じたケリー・マクドナルドはバーで働いていた時に「トレインスポッティング」のオーディションを受け、ダイアン役で映画デビュー。
その後「ネバーランド」や「ノーカントリー」「アンナ・カレーニナ」など映画を中心に活躍されています。
プライベートではロックバンド トラヴィスのベーシストであるダギー・ペインと2004年に結婚。
2008年には長男フレディが誕生しています。
ジェームズ・ダーモディ 通称 ジミー(演:マイケル・ピット)
第一次世界大戦から帰国後ナッキーの運転手として働きます。
現状に満足せずかなり野心家ですが、そんな彼の性格が仇になり運命の歯車が狂い始めます。
母親は幼くして彼を産んだ事もあり、母親との関係や生い立ちが複雑で闇を抱えた人物です。
ジミー演じたマイケル・ピットは1999年ブロードウェイの舞台でデビュー。
その後出演した「ヘドウィグ・アンド・アグリー・インチ」のトミー役で一躍有名になりました。
その後は映画を中心に活躍されていますが、最近ではビートたけしさんとスカーレット・ヨハンソンが共演して話題となった「ゴースト・イン・ザ・シェル」に出演しています。
ネルソン・ヴァン・オルデン(演:マイケル・シャノン)
禁酒法取締局捜査官。
ナッキーが牛耳る裏社会を暴こうとしますが事態は思わぬ展開へ。
自らの運命に振り回される人物です。
イライアス・トンプソン 通称 イーライ(演:シェー・ウィガム)
保安官として働き子宝に恵まれた良き父親という一方、兄ナッキーの悪事に加担します。
幼い頃から頭が良く父親に特別扱いされていたナッキーに対してコンプレックスを抱えています。
イーライ演じたシェー・ウィガムは映画、ドラマ共に活躍を続ける俳優さんです。かなり様々な作品に出演されているので映画好きな方にはお馴染みの俳優さんかもしれません。
大人気ドラマ「エージェント・カーター」や「ファーゴ」などにも出演しています。
エージェント・カーターの詳細はこちらの記事もご覧ください↓
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アンジェラ・ダーモディ(演:アレクサ・パラディノ)
売春宿を営むジミーの母親。
息子を出産した経緯が複雑で心に闇を抱えていますが、表向きは強気でしたたかな女性。
息子を溺愛し恋人のように扱っています。
アーノルド・ロススタイン(演:マイケル・スタールバーグ)
ニューヨークを仕切る大物賭博師。
色白で一見穏やかで紳士的に見えますが裏の顔も。
胃腸が弱く常にミルクを飲んでいる姿が人物像とはギャップがあって印象的。
後にマーガレットを助ける重要な役目を果たします。
アル・カポネ(演:スティーヴン・グレアム)
トーリオの運転手だったものの、自ら這い上がり歴史に名を残す最も有名な実在したギャング。
ジミーと友人関係にありお互い助け合います。
実在のギャング アル・カポネを見事に演じきったスティーヴン・グレアムは「パイレーツ・オブ・カリビアン/命の泉」のスクラム役で有名。
この他にも様々な映画やドラマに出演されていますが、166㎝という小柄な身長を感じさせない演技が特徴的。
明るい反面狂気に満ちた残虐さを兼ね備えたアル・カポネ役はまさに怪演。
きっと皆さんの心に残る役柄になるのではないでしょうか。
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ボードウォークエンパイアのあらすじ紹介!
1920年のアメリカ。
アトランティック・シティで郡の収入役として人々から信頼を得ているナッキー・トンプソンには裏の顔が。
禁酒法の施工によってアルコールの製造などが禁止されていたにも関わらず、密造や密輸入によって巨万の富を得ていたのです。
アル・カポネやロススタイン、トーリオなどのギャング達と取引を交わし、いつしかアトランティック・シティの裏社会を牛耳る様に。
ホテル暮らしで愛人達と過ごし酒を飲む派手な生活を送るナッキーに対し、私欲を肥やそうと企む人々が群がります。
裏切りや権力争いが日常化する中、果たして彼は裏社会の帝王であり続ける事が出来るのか。
人々の欲望が複雑に絡み合うヒューマンドラマです。
古き良きアメリカの幕開け!
1920年代のアメリカは第一次世界大戦が終わりを告げ、経済が空前の繁栄を遂げた時代。
世界の経済はロンドンからニューヨーク ウォール街に移り、成功者たちはきらびやかな生活を送っていました。
アール・デコ調の豪華な建物できらびやかな服をまとい、生演奏のジャズを聴きながら食事を楽しむ。
そんな人々の姿がこの作品で描かれ、観ているだけで引き込まれてしまいます。
又ナッキーを含め登場する男性達のファッションも魅力的。
重厚なスーツでビシッと決めてハットを被り葉巻を手にする。
主人公ナッキーは更に襟元を赤いカーネションで飾り、粋で男性の魅力に溢れています。
決して顔が良い訳ではないのに魅力的に見えるのだから不思議です。
男性達のスーツを手掛けたのはアメリカで歴史あるマーティン・グリーンフィールド。
この時代のスーツを忠実に再現しているそうなので、ぜひ豪華な衣装や建物などにも注目してご覧頂きたいと思います。
ボードウォークエンパイア5のネタバレとは?
「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」は本当にストーリーが面白いので出来ればネタバレする事無く最後まで観ていただきたいのですが、あえてヒントをお伝えするのなら“因果応報”です。
この言葉が全てを表しているのではないかと思います。
“因果応報“は皆さんご存知の様に全ての行いが自分に跳ね返ってくるという事を表していますよね。
まさにこの言葉通りのラストが待っています。
私はラストを観て様々な事を考えさせられ、しばらく呆然としてしまいました。
でも曖昧な終わり方では無くきっと皆さんが納得される終わり方だと思います。
そして必ず“因果応報“この言葉を思い浮かべるはずです。
個人的には全てが相応しいラストだと思いますが、みなさんはご覧になってどの様な感想を持たれるでしょうか。
熱く語り合えないのが残念でなりません。
ボードウォークエンパイアのジミー!
「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」は登場人物が大人の男性が多く、ハッキリ言うとおじさん達ばかりです。
そんな中唯一若くてイケメンなのはジェームズ・ダーモディ 通称ジミー。
彼はナッキーの運転手として働き妻と息子を設けますが、自らの欲望によって破滅の道を辿ります。
彼自身複雑な環境に育ち心に闇を抱えている為仕方がない事なのかもしれませんが。
ジミーという人物はある意味鍵となる人物で、ナッキーの人生に大きな関わりを持ちます。
詳しくはネタバレになってしまうので控えますが、ぜひジミーに注目してご覧ください。
ボードウォークエンパイア打ち切り!相関図やあらすじとジミーのまとめ!
「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」についご紹介させて頂きました。
単なるギャングストーリーでは無く、観る者を魅了する本作品。
見ごたえがあるドラマをお探しの方はぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。